作品紹介
主な作品を紹介します
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空を見上げるしかなかった
青空
何度も空を見上げた
それ以外に出来ることは何も無かった
積み重ねた苦しさから
少しでも解放されるには
空を見上げるしかなかった
目に飛び込む
透んだ青空は
心の奥まで行き渡り
一瞬だけ安心を与えてくれる
空を見ることなんて
忘れていた
沈んだ毎日が
果てしない青空に呑まれていくたび
大きな何かが
生まれてきそうな気がして
きっと何かが
心の目線
僕があなたを見ている
心の目線と
君が僕を見ている
心の目線が一緒なら
二人に生まれる優しさも
一つになれる
心と心の目線が重なり合って
愛する強さも生まれてくる
孤独
一人で生きていると思う時がある
誰かといても一人ぼっちと感じる時もある
みんな孤独には勝てない
勝ちたいと思うほど
ぬくもりが欲しくなり
もがけばもがくほど
波のように大きくなる
側にいる少しだけの寝息で
救われることもある
孤独の中に埋もれるよりも
誰かの孤独に寄り添っていると
心の音が響き合う
誰かの心を見つめていると
自分の心が救われる
心と心が触れ合って
孤独は自然に溶けていく
手のひら
手のひらに
強さと弱さを握ってみた
潰れそうな弱さと
突き上げてくる強さ
どちらも僕の今の形
しっかり掴んでいたはずの
自分というものが
するすると抜けていく
まっさらな手のひらを眺めてみると
小さくなった未来が見えた
命の前科
自分を殺してはいけない
命の前科を作ってはいけない
死んでから帰ってきた人もいない
もう一度生きたくてもその声は誰にも届かない
自分を殺す度胸があるのなら
生きる度胸に変えて欲しい
死ぬ事よりも生きる事が簡単なはず
生きる事は何度でもやり直す事が出来る
自分を殺す事は自分の心も消し去る事
自分の心を消す勇気があるのなら
誰かの心を救う勇気に変えて欲しい
自分のために生きていけないなら
誰かのために生きて欲しい
命の前科を作る前に命の尊さを知って欲しい
自分を殺してはいけない
誰もが死ぬ事は避けられない
どうか死ぬまで生きて欲しい
生まれてきた責任として
今日だって人生
作品紹介
たった一人のために
変わることが出来る
自分の人生に
自分で恥を
かかないように
心が錆びてはいけない
ずっと磨いていかなきゃ
自分が変わらないと
人を変えることは出来ない
生きざまと
人生の帳尻は合っている
生きている限りは
命は自分の財産だから
自分の人生と戦って
自分を生かさなきゃ
悩んだって考えたって
今日一日は一日
僕の中の自分
作品紹介
負けないように
結果の出ない毎日
頑張るという気持ちが空回りする
何が問題だったのか 自分の中で自分がもがく
一歩振り返って 考えてみる
一歩背伸びして 想像してみる
求めた答えは出ないまま
数日前まで溢れていた 明日への気力がこぼれ落ちる
繰り返される反省と焦りが 僕の心を攻撃してくる
重圧という文字が身体にのしかかる
もがき抵抗しようとする力が僕を気づかせた
これから戦う相手は誰でもなく たった一人
自分が自分に負けないようにと
立ち止まる勇気
ずっと走り続けてきた
これから先を見つめているつもりでいた
いつの間にか悩んでいる僕に気づく
このままでいいのか・・ 心によぎる不安
自分に問いかける時間もタイミングもなく
プラスの考え方に歪みが入り始めていた
走り続けて来たからこそ感じる気持ちの途切れ
明日へ踏み込むちからが弱まっていた
少しだけ今まで走った道をのぞいてみる
思わぬところで見つかった本当の自分
僕は立ち止まる勇気を忘れていた
一歩引くことによって生まれる未来
走るだけじゃない止まってこそ見えるものもあった
想い合い
誰かを大事にしたいという想いは
人それぞれに違うと思う
僕が誰かを想っていても
すれ違うことはたくさんある
自分が誰かを想う心と
相手が自分を想う心が同じとは限らない
それは繰り返される時間の中で
確かめ合っていくもの
僕はふと立ち止まるときがある
想いの押し付けになっていないか
相手の心を期待しすぎていないかと
僕は勘違いしてはいけない
想い合いは望むのではなく
いつの間にか重なり合っていくもの
終わりのない日々の中で
一人のちから
僕の人としてのちから‥ 何点?
厳しく考えても甘く考えても正解はない
僕のちからを評価するのは僕ではない
自分以外の人のちからはもっと分かりづらい
期待をしたほど結果が出なかったちから
予想を上回り結果をもたらしたちから
人のちからはコントロール出来ない
誰もが持ってる自分のちから一人のちから
どんなに難しい事もどんなに苦しい事も
一人のちからがもう一人に話し掛けると
一人に一人が重なりあって一人のちからは束になる
大切な一人のちからがこれからも僕に残してゆく
人生を歩み続ける勇気そして諦めない強さ
たった一つの一人のちからは計り知れなく限りない
守ること
僕は時折考える
大切な人をしっかり守っていけているだろうか
自己満足だけになっていないかと
誰かを守っていくことはたやすいことではない
今日は守って明日は守らない
忙しいから仕方がない都合が悪いから守れない
そんな自分の都合に振り回される守りはない
守らなければならない・・・ 守りたい
僕の心はくるくる回る
過去の自分を考える
今の自分を見つめなおす
これからの自分を思ってみる
かけがえのない大切な人の笑顔
僕のなかで力となり支えとなる
守っていることは守られていることと
気づいた僕は幸せに思う
僕らしさ
他の人と自分を比べていた
見えてくる長所や短所
自分の人生とその人の人生を比べていた
交わらない経験 寄り添えない価値観
自分を誰かと比べることはするべきことでは無いけれど
迷いのある心がいつの間にかそうさせた
人は人と言い聞かせながら また一日が明けていく
僕は僕のなかで生きていかなければならない
それはこれからも変わることなく
僕の心は今日も僕を作り上げていく
自分らしさという言葉を忘れず
過ごしてきた時間の中 自分を探し繰り返される毎日
世の中に僕はひとりしかいない
たとえ何年経っても
気遣い
良く耳にする言葉がある
家族だから気を遣いたくない・・
確かにそうかもしれない
でも僕はそれを逆だと思った
気を遣わないものどうしが集まれば
みんな自分中心になりかねない
家族だから気を遣う 気持ちを遣う
親しければ親しいほど相手の気持ちを考える
そんな時間は思いやりを作っていく
何を持って気遣いと言えるのか決め事は無い
気持ちの伝え方 気持ちの持ち方
自分の事よりも相手の事を優先していくと
気遣いはそっと一人で生まれてくる 心を携えて
トラウマ
家族以外 誰も信用できない
そんな時期を長く過ごしたことがある
人を信用すればするほど
傷つく時間が追いかけてくる そう思っていた
相手の言葉と行動のつじつまを重ね合わせる日々
夢を追いかけるよりも人を見極める生活
決して自分の望んだ生き方ではなく
トラウマという形に変化して‥
心は僕を試し続けた
いつの間にか人の誠実さに囲まれた日々
気づかずにいた‥
トラウマが僕に声をかけた
人と人の悪意や裏切りでトラウマが生まれれば
人と人の善意やいたわりでトラウマも薄れてゆく
トラウマと引き換えに生きる力が強くなるか弱くなるか
自分の心の覚悟の仕方に掛かってくる
トラウマは未来へ背負うものではなく
過去へ置き去るものだと
私綴り
「書くもの」
日記形式の一冊
私 綴り
今日の私 昨日の私
そして昔の私 ずっとずっと未来の私
日々は続いて折り重なっていく
このあいだ起きた出来事
これから起きる出来事
みんな私のこと・・
少しづつ自分のことを綴ってみた
私にしか書けない私のこと
誰とも同じじゃない私自身
辛いこと・・悲しいこと・・
嬉しいこと・・ 楽しいこと・・
寂しいこと・・
すべて私のこと
私を綴ってみたら
今までと今とこれからの
私が見つかるかもしれない
私って・・
送らない手紙
「書くもの」
手紙形式の一冊
送らない手紙
手紙は想いを伝えるために送る
手紙は物事を知らせるために送る
手紙はいつの時代も人と人をつなぐもの
読んでもらうために書く手紙
読んでもらわないのに書いてみる
読んでもらえないのに書いてみる
送らない手紙
書き込まれた文字から生まれる
懐かしさや切なさ 心残りや後悔
そして相手への想い
届けられない人へ送る
本当の気持ち
送らない手紙
書いた文字すべて
今も私の心を支えてる